
本記事ではこんな疑問にお答えしていきます。
まずは結論だけお伝えします。
転職は難しく考えすぎるな!
実際に複数回の転職をしている僕の経験談もまじえてお話ししますので、転職活動に苦戦しているあなたのお役に立てたらうれしいです。
記事後半に、難しく考えすぎるあなたのための転職活動の準備方法を5ステップにまとめたので、ハウツーだけ知りたい方は目次からリンクに飛んでください。
転職の何を難しく考えすぎるのか
まずは転職において難しく考えすぎる人が何を難しく考えているのか確認していきます。
たぶん次の3つのどれかだと思います。
- 転職するかどうか
- 転職理由
- 志望動機
どうですか?当たってるんじゃないでしょうか。
順番にみていきましょう。
転職するかどうか
転職において難しく考えすぎること1つ目は、『転職するかどうか』です。
ここは色々と冷静に判断しないといけませんよね?
今の仕事、職場に対して漠然とした不満があるだけだったりもしますから。
冷静に論理的に考えて、転職しか方法がない!ってなったら決断しましょう。
中途半端に転職しても失敗するだけなので気をつけてくださいね。
転職理由
転職において難しく考えすぎること2つ目は、『転職理由』です。
なぜ転職するのか?あなたの言葉で説明できますか?
あなたの転職理由を聞いた人がこんな反応だったら要注意!


ちょっと心当たりあったりしませんか?
だからこそ、難しく考えすぎることになっちゃうんですよね。
志望動機
転職において難しく考えすぎること3つ目は、『志望動機』です。
応募した企業の志望動機も、転職活動で難しく考えすぎるものの代表格。
確かに考えても考えてもいい感じの志望動機が思いつかないことはありますよね。
ではここからは、なぜ転職理由や志望動機を難しく考えすぎるのか?その原因を考えていきます。
難しく考えすぎる原因は?
転職において転職理由や志望動機を難しく考えすぎる原因は主に次の4つです。
- 正解がない
- 転職理由がブレてる
- ❝ちゃんと❞に縛られ過ぎ
- 何を知りたいのかを知らない
ひとつずつ考えていきましょう。
正解がない
転職理由や志望動機を難しく考えすぎる原因の1つ目は、『正解がないから』です。
転職理由、志望動機には正解がありません。
だって人それぞれに経験も性格も背景も家族構成も全く違うから。
それなのに完璧主義な人ほど、ありもしない正解を求めて完璧な転職理由、理想的な志望動機をあれこれと難しく考えすぎるループにハマってしまうのです。
考え方にはちゃんとコツがあるので後ほど紹介します。
転職理由がブレてる
転職理由や志望動機を難しく考えすぎる原因の2つ目は、『転職理由がブレてるから』です。
転職理由がブレていると、そもそも転職すべきかどうかもフワフワしちゃうし、志望動機も全く浮かんできません。
しかも、そんな状態で目につく求人はどんなものでしょうか?
- 有名な企業
- 年収が高い求人
- 未経験だけど憧れの職種
みたいな感じで感覚で選んだ求人ばかりじゃないですか?
そんな求人に対する志望動機が出てくるわけじゃないですよね。
完全にアウトなので、本記事を最後まで読んでから出直してください。
❝ちゃんと❞に縛られ過ぎ
転職理由や志望動機を難しく考えすぎる原因の3つ目は、『❝ちゃんと❞に縛られすぎだから』です。
浅い転職理由では印象が悪いんじゃないか、他の人とかぶらないユニークな志望動機を言わないと、みたいに❝ちゃんとした❞ことを言おうと無理していませんか?
❝ちゃんと❞なんてどこにもないので難しく考えすぎても仕方ないのです。
何を知りたいのかを知らない
転職理由や志望動機を難しく考えすぎる原因の4つ目は、『相手が何を知りたいのかを知らないから』です。
これって冷静に考えると当たり前すぎる話なんですが、意外と盲点だったりします。
そもそも転職理由や志望動機なんて聞いて一体何を知りたいんだと思いますか?
その答えがわかれば答えるべき内容が見えてくると思いませんか?
しっかり考える価値はある
ついつい難しく考えすぎる転職理由と志望動機ですが、転職活動においては一番大切で重要なことです。
なぜか?
面接で1000%聞かれるから
ではなぜ面接で必ず聞かれるのでしょうか?
この答えがわかっていれば、転職理由と志望動機なんてスラスラ出てくるはずです。
面接官が考えているキーワードは次の2つ。
リスクとマッチ度
それぞれしっかり考えていきます。
転職理由で○○を知りたい
転職理由は難しく考えすぎる必要はありません。
なぜなら、企業があなたの転職理由から把握したいことは、
- リスクがないか?
- 自社がマッチするか?
2つ書きましたがメインはリスクの把握です。
具体的にどんなリスクがないかをみようとしているのでしょうか?
- すぐに辞めてしまうリスク
- どこか問題がある人のリスク
キャリア採用には面接官の工数も含めて数100万円かかるとも言われています。
なので、すぐ辞めるような人は採用できません。
それから、どんな会社、どんな仕事でもあるようなことが嫌で転職に踏み切っていたり、ただのわがままみたいな理由で転職するような人とは働きたくないですよね。
こんな感じで転職理由を聞かれる理由を考えることで、どう答えるべきか?がみえてきます。
転職理由の考え方はのちほど整理しますね。
志望動機で○○を知りたい
志望動機も難しく考えすぎる必要はありません。
なぜなら、企業があなたの志望動機を聞きたい理由は、
- 自社とのマッチ度は?
- 長期的に働いてくれるか?
- どれだけの熱意があるのか?
あなたの志望動機を聞くことで、あなたの理想的な仕事や働き方を叶えられるか?を見ようとしてくれているのです。
転職理由はマイナス要素を排除する側面が強いのですが、志望動機はあなたと企業の両方にどんなメリットがあるかを前向きに探してくれているイメージです。
3つ目の熱意はちょっと古臭いですが、自社のことを一生懸命に調べてきた人とネットでわかるようなことすら知らない人なら、前者の方が印象が良いのは当たり前ですよね。
そもそも、本当に働きたいと思える求人であれば志望動機なんて難しく考えすぎることもなくポンポン出てくるはず。
難しく考えすぎないための6ステップ
さて、ここからが本題です。
転職理由や志望動機を難しく考えすぎる人のために、6ステップに整理しました。
- 転職理由の整理
- キャリアの棚卸
- 強みを自己分析
- 募集要項を熟読
- 志望動機を練る
- 最後に転職理由を絞り込む
ひとつずつ順番に考えていきましょう。
転職理由の整理
転職を難しく考えすぎる人がやるべき1stステップは、『転職理由の整理』です。
まずは転職理由を整理しないことにはスタートラインにも立てません。
1stステップの1stステップはとにかく転職したいと思った理由を挙げていきます。
思いついたままに書き出していきましょう。
- 仕事に飽きた
- 残業したくない
- 給料が上がらない
- 通勤時間が辛すぎる
- 上司や同僚がクズばかり
もうこれ以上思いつかないというところまで最低でも20分は使って絞り出しましょう。
そうしたら、そのすべてをもう一度読んでみて、ネガティブに聞こえるものはポジティブに変換してください。
こんな感じでちょっとテキトーでもいいので、とにかくポジティブになるように言い換えておきましょう。
キャリアの棚卸
転職を難しく考えすぎる人がやるべき2ndステップは、『キャリアの棚卸』です。
これまでの経歴で得られた経験、実績、スキルを書き出していきましょう。
その中でも一般的に通用するものを選び出してください。
- 資料作成
- データ分析
- 業務効率化
- マニュアル整備
- 顧客クレーム対応
- チームビルディング
- マネジメントの経験
などなど業種や職種が違っても使えそうなものをリストアップします。
〇〇測定器の使用、〇〇資格取得みたいなことも挙げておいていいですが、あまりニッチ過ぎると伝わらないので一般的なスキルに言い換えたりする一工夫はしておいた方がいいです。
志望動機やどんな風に貢献できるかのアピールにもつながるので、とても重要なステップです。
強みを自己分析
転職を難しく考えすぎる人がやるべき3rdステップは、『強みを自己分析』です。
キャリアの棚卸で洗い出したものよりちょっと抽象度の高いです。
あなたの個性といった方がいいかもしれません。
強みと書きましたが、思いつく限りのあなたの特徴を強みも弱みも全部挙げていきましょう。
弱みは強みと表裏一体なので、言い換えると強みにもなり得ます。
- 頑固→意思が強い
- 心配性→慎重な性格
- めんどくさがり→効率化が得意
どう思いましたか?
なんだか少し自信がわいてきませんか?
ここまではあなた自身の分析なので、転職活動を始めたらすぐにやってOK。
つまり応募する企業がみつかっていなくても、というより求人を探す前にやっておきましょう。
あとで楽になるので。
募集要項を熟読
転職を難しく考えすぎる人がやるべき4thステップは、『募集要項を熟読』です。
ここで調べる対象をあなた自身から、応募する企業へ移します。
募集要綱には、応募企業がどんな人をほしがっているのか?の答えが書いてあります。
さて次のうちどれが一番重要でしょう?
- 1.仕事内容・職務内容
- 2.応募要件・歓迎要件
- 3.求める人物像・コンピテンシー
正解は…
全部です!
が、企業がどんな人を求めているか?については2と3ですね。
少なくとも5回は読むべきです。
志望動機を練る
転職を難しく考えすぎる人がやるべき5thステップは、『志望動機を練る』です。
ここまで来たら転職理由やあなたの強み、企業が求めるものを組み合わせて志望動機を練り上げます。
例えば、
転職理由である〇〇を実現できる仕事であり、かつ私がこれまで培ってきた〇〇のスキルは必ず貴社でもお役に立てます!
みたいな。
僕は苦手なので例文を作れないのですが、意識してはっきりさせたいのは、
この企業じゃなきゃいけない理由
志望動機を伝えて『競合他社でもいいんじゃない?』って言われたときにきっちり答えられるようにしておこうね、ってことです。
これを明確に伝えられれば面接官の気持ちをつかめるはず?
転職理由を絞る
転職を難しく考えすぎる人がやるべき6thステップは、『転職理由を絞る』です。
あなたがどうやって貢献できるのかを踏まえた志望動機を練ることができたら、転職理由に戻ってください。
そして転職理由をいくつかに絞っていきます。
なぜか?
あなたの話に一貫性を持たせるためです。
絞ると言っても、転職理由がいくつもある場合は無理に絞る必要はありません。
でも、それぞれの転職理由から志望動機に繋がるような流れをちゃんと考えておきましょう。
そうすればどんな質問が来ても、筋の通った答えを返せます!
しっかり考えらたらあとは伝えるだけ
ここまで面接の準備をしたらあとは本番あるのみ。
それこそ難しく考えすぎる必要はありません。
ありのままのあなたをみてもらいましょう。
とは言ってもコツみたいのあった方がいいですよね。
- 結論を先に
- 正直に答える
- 笑顔ではっきり
全部当たり前のことですが、印象をよくするためにはとても大切なことです。
しかも緊張していたり、自分をよく見せようとしたりすると、なかなか当たり前のことができないもの。
結論を先に
面接を難しく考えすぎる人が気をつけるべき受け答え方法1つ目は、『結論を先に』です。
これだけは絶対に守りましょう!というくらい大切なことです。
例えば『転職理由は?』に対する回答のダメダメな悪い例を挙げておきます。

アウトです。
順番を変えましょ。

ほら、スッキリ。
結論だけ言ったあとに2~3秒の間を空ければ、質問があればしてくれますし、なければ理由を説明していけばいいのです。
とにかくまずは質問に答えること!
正直に答える
面接を難しく考えすぎる人が気をつけるべき受け答え方法2つ目は、『正直に答える』です。
嘘をつかない、とかいうレベルではありませんww
- できません
- わかりません
- 経験ありません
〇〇はできますか?〇〇についてどうお考えですか?〇〇業務の経験はありますか?と聞かれるとついダラダラ言い訳みたいに話してしまうもの。
でも、もしわからないことならまず正直に答えます。
その上で、わかる範囲で、これからどう向き合っていくか、チャレンジする気持ちがあること、などを伝えればOK。
○○業務の経験はありますか?に対する答えを例にします。
NG)△△や◇◇の経験はあります。
OK)○○業務の経験はありません。ですが△△や◇◇なら経験があります。
笑顔ではっきり
面接を難しく考えすぎる人が気をつけるべき受け答え方法3つ目は、『笑顔ではっきり』です。
と書きましたが、笑顔が苦手な人は無理しないでOK。
どうすればいいか?
- 少し大袈裟な表情
- 特に眉毛に意識を
これだけ。
感情表現をするにあたって眉毛の上げ下げ効果は絶大!
通常のリアクションの1.5倍くらい大袈裟な表情でいきましょう。
特にマスク着用の場合には、口元がみえないので眉毛で感情表現しながら相手の話を聞くと好印象です。
色々と言ってきましたが、とにかくjust be yourself!
ありのままのあなたと働きたい、と言ってくれる企業を探すんだ、くらいの意識がいいですよ。
見栄を張って、小手先のテクニックでその場を凌いでも、入社したらバレますからね。
【まとめ】転職は難しく考えすぎるな
ここまで読んでくれたあなたなら、記事冒頭の僕の言葉もストンと腹に落ちるのではないでしょうか。
転職は難しく考えすぎるな!
何をそんな難しく考えすぎるのか?なぜ難しく考えすぎるのか?面接官が知りたいことは何か?どんな人に入社してほしいと思っているか?がわかれば自然と不安は薄れていきます。
あなたもぜひ難しく考えすぎる癖を捨てて、ありのままのあなたで転職活動に望めるように準備してくださいね。
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