
本記事ではこんなお悩みについて考えていきます。
転職活動をしていると、転職先で仕事についていけなくなることを想像して絶望したりする人もいるはず。
まずは結論からポンポンと並べていきます。
- 転職直後についていけないのは当然
- ずっとついていけないことはほぼない
- ずっとついていけない場合は自業自得
これだけでなんとなく言いたいことはわかると思いますが、順番に詳しく確認していきましょう。
本記事を読み終わるころには転職への不安が払しょくされていることを願います。
転職先でついていけない|その理由とは?
まず転職先の仕事についていけない理由は大きく2つあります。
- 知識・経験・スキル不足
- 要求水準が高すぎる
カンタンに言い換えると、あなたが悪いか会社が悪いか、の2択です。
順番に確認していきましょう。
知識・経験・スキル不足
転職先の仕事についていけない理由としてまず考えられるのは、あなた自身です。
具体的には次のようなことです。
- 知識不足
- 経験不足
- スキル不足
- 疑問をそのまま
これは良い悪いの話ではありませんので、心配せずにひとつずつ見ていきましょう。
知識不足
転職先で仕事についていけない理由のうち、あなたに起因するもの1つ目は『知識不足』です。
転職先に最後に入ったあなたの知識が、同僚に比べて不足しているのは当然です。
- 製品や顧客の知識
- 業界の常識・ルール
- 仕事のやり方の違い
どうやっても新人のあなたが知りようがないことなので、しょうがないです。
経験不足
転職先で仕事についていけない理由のうち、あなたに起因するもの2つ目は『経験不足』です。
転職先に最後に入ったあなたの経験も、同僚に比べて不足しているのは当然です。
さきほども言った通り知識も不足しているので、経験の質もなかなか上がりません。
スキル不足
転職先で仕事についていけない理由のうち、あなたに起因するもの3つ目は『スキル不足』です。
理由がこれの場合、あなたには自覚があるはず。
なぜなら、
面接で盛ったから
転職活動の面接で話を盛ったり、できないことも『できます』と言ったりしませんでしたか?
なのでこればっかりは自業自得です。
疑問をそのまま
転職先で仕事についていけない理由のうち、あなたに起因するもの4つ目は『疑問をそのまま』です。
わからないことを人に聞けず疑問をそのままにしてしまう一番大きな理由はプライドです。
- 先輩が自分より若い
- 無能だと思われたくない
- 同僚の迷惑になってしまう
気持ちはわかります、僕もそう思うことはありますので。
ただ、わからないことを聞かなければ知識は増えず、経験の質も上がりません。
そうなるとあなたの成長は鈍化し、成果もなかなか出せず、長期的にはむしろ余計に迷惑をかけることになります。
要求水準が高すぎる
転職先の仕事についていけないもう一つの理由は、あなたへの要求水準が高いことです。
具体的には次のようなことです。
- 期待が大きすぎ
- 想像以上に大変
- 仕事量が多すぎ
- 教育体制が悪い
順番に見ていきましょう。
期待が大きすぎ
転職先で仕事についていけない理由のうち、会社や仕事に起因するもの1つ目は『期待が大きすぎ』です。
あなたの能力以上の仕事をさせられているパターンですね。
期待が大きくなりすぎた理由は、
- 上司の勘違い
- 面接で盛った
- ブラック企業
対処法については記事後半で考えていきますので、ひとまず理由だけ先に確認していきますね。
想像以上に大変
転職先で仕事についていけない理由のうち、会社や仕事に起因するもの2つ目は『想像以上に大変』です。
あなたがやっちゃったパターンです。
- 甘く見ていた
- 面接で盛った
自業自得ですが、どうにもならないわけでもありません。
仕事量が多すぎ
転職先で仕事についていけない理由のうち、会社や仕事に起因するもの3つ目は『仕事が多すぎ』です。
『期待が大きすぎる』に似てますが、ちょっと違います。
経験やスキルがあるはずの先輩たちもあっぷあっぷだったら、その転職先は仕事量が多すぎる(=人員不足)可能性が高いです。
教育体制が悪い
転職先で仕事についていけない理由のうち、会社や仕事に起因するもの4つ目は『教育体制が悪い』です。
『仕事は見て覚えろ!』とか『こんくらい普通わかるだろ?』的な発言が横行している職場にはまともな教育体制がありません。
中小企業や老害おじさんが牛耳る組織に多いので、1〜2週間も働けばわかると思いますよ。
転職先でついていけない|放置すると…
転職先の仕事についていけない理由はわかりましたが、その状態をほうちするとどうなるのか確認しておきましょう。
- 自分が困る
- 周囲が困る
少なくともいいことはないので、僕のようにめんどくさがりだったとしても何らかの対処は必要です。
自分が困る
転職先で仕事についていけない状態を放置すると、当然ですがあなた自身が困ります。
具体的にどのように困るのでしょうか。
- 自信喪失・ストレス
- 効率低下・意欲低下
- 集中できず負のループ
当たり前の内容なのでさらっといきます。
自信喪失・ストレス
転職先で仕事についていけない状態を放置すると、自信喪失してストレスが溜まります。
自信を失えば気を落とすし、仕事がうまくいかなかったり、ミスが続いたらストレスを感じますよね。
効率低下・意欲低下
転職先で仕事についていけない状態を放置すると、効率も意欲も低下していきます。
ストレスが溜まれば集中力も下がるので仕事の効率が落ちる
だんだん向上心もやる気もなくなり、会社に行きたくない、なんて思うように
集中できず負のループ
転職先で仕事についていけない状態を放置して負のループに入ってしまうと最悪の場合、病気にもなりかねません。
ストレスが諸々の病気の原因になることは各種研究結果から明らかです。
しかも、仕事についていけないことに全くストレスを感じないというひとはいません。
周囲が困る
転職先で仕事についていけない状態を放置すると、あなたの周囲も困ります。
具体的にどのように困るのでしょうか。
- 転職先の会社や上司
- 転職先の同僚
- 家族
ここもイメージしやすい内容なのでさらっと流します。
転職先の会社や上司
転職先で仕事についていけない状態を放置すると、転職先の会社や上司に迷惑がかかります。
仕事で成果を出せなければあなたの直属の上司に迷惑がかかります。
その結果、あなたの上司はその上司に迷惑をかけることになり、最終的には会社としてよろしくない状況につながります。
会社とはそういうものですからね。
転職先の同僚
転職先で仕事についていけない状態を放置すると、転職先の同僚に迷惑がかかります。
- 仕事を教える手間
- 間違いを指摘する手間
- 代わりに仕事をする手間
人員不足など困った状態なのであなたが採用されたのに、全然ついてこれない人がいたら迷惑以外の何者でもないですよね?
家族
転職先で仕事についていけない状態を放置すると、最終的にはあなたの家族に迷惑がかかります。
- ストレスで病気になったら…
- 評価が下がって収入減ったら…
想像したくはないですが、転職先で仕事についていけない状態を放置した結果、家族に精神的・経済的な負担をかけてしまう可能性は大いにあり得ます。
転職先で仕事についていけない|対処法は?
ここまで読むと、転職先でついていけない場合、放置するわけにはいかないのは明らかです。
じゃあどうすればいいのか?
- ついていけないことを認める
- ついていけない原因を探す
さきほど確認した仕事についていけない理由のそれぞれに対応した対処法を紹介していきます。
それぞれの場面で大切なマインドも書いておくので参考にしてみてください。
知識不足なら『すぐ聞け』
転職先で仕事についていけない時の対処法1つ目は、『すぐに聞く』です。
転職後に知識が足りないのは当然なので、まずある程度自分で調べてから、一般論で解決できない問題にぶち当たったら、すぐに質問しましょう。
その際、気をつけるべきことは次の3つ。
- 新人の自覚を持て
- 勉強時間を惜しむな
- とにかく明るくいよう
転職後なので、年下の上司や若い先輩がいることもあります。
とにかく腰を低くして損することはありません。
意識して持つべきマインドは、
誰だって最初は知らない
前向きに開き直っていきましょう!
経験不足なら『とにかくやれ』
転職先で仕事についていけない時の対処法2つ目は、『とにかくやる』です。
初めのうちは絶対的に経験が足りないので、とにかく数・量をこなすことも重要です。
注意しておきたいことは、
- 目の前の仕事に集中する
- 目的・目標を明確にする
- 粘り強くチャレンジする
- フィードバックをもらう
ただ闇雲に何でもかんでもやってみる、ではアホ丸出しな上に、若くないから無理が出てきます。
気をつけましょうね。
意識して持つべきマイナスは
経験豊富な先輩が多くてラッキー
感謝の気持ちを持っていれば、先輩がたも気持ちよく教えてくれます。
体力不足なら『休め・相談しろ』
転職先で仕事についていけない時の対処法3つ目は、『休む、相談する』です。
そんなに若くない年齢での転職の場合、頑張り過ぎて体力的についていけないことも。
- とにかく休養・睡眠
- 無駄を省いて効率化
- 上司に仕事量を相談
体力的にきついときはとにかくまず睡眠!
仕事中の無駄もそうですが、おうち帰ってからの無駄も徹底的に省いて睡眠時間を確保してください。
それだけでも頭の回転が遅くなる状態を回避できます。
意識して持つべきマインドは
ワシもそんなに若くない…
後向きなようですが、認めることは立派なことです。
素直に認めた上で、適切な行動をとれるようにすることが最善策です。
スキル不足なら『正直に相談しろ』
転職先で仕事についていけない時の対処法4つ目は、『正直に相談する』です。
スキル不足は面接で盛ってしまったあなたのせいですが、入社しちゃったんだからどうにかしないといけません。
- スキルを身につける
- 正直に状況を相談する
転職後でも間に合うなら必要なスキルを身につけるのが理想的。
数ヶ月とか数年で身につかないようなスキルが求められているなら、正直に言うしかありませんね。
めっちゃ怒られる可能性ありますが仕方ありません。
意識して持つべきマインドは
どうすれば迷惑を最小化できる?
もはや被害を最小限に抑えることくらいしかできませんからね…
どうにもならないなら『再転職を考えろ』
転職先で仕事についていけない時の対処法5つ目は、『再転職を考える』です。
ただ、できることをすべてやった結果ダメだったら、ですからね!!
早々に諦めたらまた同じことが起こるから
にっちもさっちも行かなくなったらもう一度転職することを考えていいと思います。
意識して持つべきマインドは
背に腹はかえられぬ
転職先の人からしたら『転職してきたと思ったら、スキルが足りないうえに、また転職して逃げるのかよ!詐欺師じゃねぇか!』ですよね。
その冷たい視線に耐えるためにはプライドを捨てる必要があります。
辛いですが頑張ってください。
【まとめ】転職先でついていけないのは当然
転職先で仕事についていけない、という状態について考えてきました。
基本的には、転職直後は仕事についていけなくて当然です。
一番の新入りであるということを再認識して、心機一転やっていくしかありません。
- わからないことは聞く
- とにかくまずはやってみる
- ムリせずなんでも相談してみる
数か月経っても全く状況が変わらない場合はどうしようもないので、上司に相談するか、再転職を検討するしかないでしょう。
とは言っても、あまり心配する必要はありません。
転職活動中に大きな嘘をついていない人がほとんどだと思うので、目の前の仕事に真摯に取り組んでいけば時間とともに仕事にも慣れていくものです。
誠実な転職活動をしていれば未来は開けていくはずです!
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