

さっそくお悩みの答えからいきます。
- 全然甘くないし、全然アリ!
僕個人としては、通勤時間の問題は十分転職理由になると思います。
だって、通勤時間って相当なストレスだし無駄だから。
ただ、あくまでも僕個人の意見なので信憑性がないですよね?
というわけで本記事では、通勤時間の問題が転職理由として全く甘くない理由と根拠、想定される問題の対処法を紹介していきます。
長い通勤時間のデメリットは?
長い通勤時間は十分に転職理由になると言いましたが、なぜでしょうか。
それはデメリットしかないから。
- とにかく苦痛
- とにかく無駄
説明するまでもないと思いますが、ひとつずつみていきます。
とにかく苦痛
長い通勤時間によりかかるストレスは相当なものです。
あなたも感覚的にわかるとは思いますが、さまざまな研究でも明らかになっています。
長い通勤時間がどんだけ苦痛なのか?ということはこちらの記事にまとめたのでよかったら。
【改善実例あり】通勤時間が苦痛でしかないんだけど、みんなどう?
しかも、長い通勤時間によるストレスが原因で認知機能に悪影響を及ぼして、結果として判断力が低下することもわかっています。
根拠となる論文のリンクを貼っておきますが、要するにバカになるってことです。
https://www.mlit.go.jp/pri/houkoku/gaiyou/pdf/kkk55.pdf
とにかく無駄
もうひとつのデメリットは長い通勤時間はとにかく無駄ということ。
長い通勤時間の間にスマートフォンひとつで大概のことができるから別にいいじゃん?って反論も理解できます。
でも、本当に通勤時間に何でもできますか?
- 立ちっぱなし
- 満員電車
- うるさい
- 揺れる
ムリですよね…
しかも車通勤の人にいたっては耳しか空いてないので、ほぼ何もできないのと同じですよ。
逆に長い通勤時間のメリットは?
通勤時間が長いことはデメリットでしかないと断言しましたが、一応疑ってみようと思います。
メリットというか、通勤時間が短すぎることのデメリットを考えてみますね。
- 終業後、休日でも会社の人に会う
- オンオフの切り替えがむずかしい
みたいなことが通勤時間が短すぎることのデメリットかな、と。
つまり通勤時間が長いことで得られるメリットはそんなもんってこと。
僕の個人的な意見としては『通勤時間5分以内です!』とかじゃないかぎり通勤時間が短いデメリットはないと思っています。
あなたはどう思いますか?
通勤時間を転職理由にするなら…
長い通勤時間にはデメリットばかりということがわかったので、十分転職理由になるということはわかってもらえたと思います。
でもそれだけで転職活動を始めちゃうのはちょっと待ってください。
- 転職理由は愚痴ではない
- トレードオフを考えておく
実際の転職活動で気をつけてほしいことを順番に確認していきます。
転職理由は愚痴ではない
通勤時間は十分転職理由になりますが、言い方は工夫する必要があります。
今の会社の嫌なところを挙げていく愚痴ではないので。
- 言い換えは必要
- プラスαがあればなおよし
要はあまりストレート過ぎる言い方をしてもいいことはないですよって話。
『通勤時間が辛くなってきちゃって…』はNG。
『通勤にかける労力を○○に向けたい…』の方がいい。
っていう感じでプラスαというか、前向きな理由に変換できるとベストなんじゃないかなぁと思います。
トレードオフを考えておく
転職理由は通勤時間だと思いますが、通勤時間以外の条件も妥協したくはないですよね。
でも、実際に転職活動をしてみるとそんなにうまくいかないこともあるはずです。
- 年収が減る
- 残業が多そう
- 仕事の内容が嫌
そんなことがあるってことをあらかじめ想定して、通勤時間を短くするためなら何をどこまで犠牲にできるか?その基準をはっきりさせておくことをおすすめします。
詳しく確認していきましょう。
なるべく具体的に
まずは通勤時間を短くするために犠牲にできる転職の条件はできるだけ明確&具体的にしておきましょう。
理由はシンプル。
- 後悔しないため
- 判断を迷わないため
基準が曖昧なままだと、その時の気分に左右されて判断しちゃったり、転職してから『やっぱり妥協するんじゃなかった…』みたいな事になりかねません。
例えばこんな感じ
具体的な基準ってどうすれば?って思いましたか?
そんな例えをいくつか挙げておきますので、最低でもこのくらいまで具体的かつ明確にしておいてくださいね。
- 通勤時間は△△分以内
- 年収は最悪で△△%減まで
- △△職、△△業界は絶対にイヤ
- 残業代出るなら週△△時間までOK
- 管理職採用じゃなくても気にしない
どうですか?
それなりに根拠となるものがないと具体的な基準は決められないんじゃないでしょうか。
ここは時間をかけてでもしっかり考えておきましょう。
通勤時間、年収、職種、業種、仕事内容、会社の規模などなど決めておいた方がいいことはたくさんありますが、なるべく基準を明確にしておいてください。
あとあと楽なので。
通勤時間を転職理由にすると来るツッコミ
さて、実際に転職活動を始めて条件に合う求人に応募する段階にきました。
でも、ここで割りと大きな問題が出てくるんですよね…
転職理由として通勤時間の問題を出すと、必ずと言っていいほどツッコミが来ます。
ここからは実際に僕が面接でされたツッコミというか質問と回答例を紹介していきます。
入社時にわかっていたよね?
通勤時間を転職理由として言うと来るツッコミの1つ目は『入社時にわかっていたよね?』
通勤時間が長いこともわかった上で入社したのでは?ということですよね。
これは至極当然の質問ですが、異動、移転、転勤など正当な理由があればそれを説明すればいいだけです。
入社当時から考えが変わることも当然あるので、それも客観的に納得できるように説明ができればOK。
以下、例です。
- 結婚/出産を機に家族との時間をもっと…
- 年齢/持病/腰痛で体力的にきつくなってきた
- 長時間通勤でパフォーマンス低下を実感した
僕の場合、リモートワークで仕事のパフォーマンスが上がったこと、家族との時間が増えて幸福度が上がったことをそのまま伝えました。
引っ越しで解決できるのでは?
通勤時間を転職理由として言うと来るツッコミの2つ目は『引っ越しで解決できるのでは?』
これもよくある質問でした。
持ち家、家族の介護など理由があればそれを説明しましょう。
そのような事情がなくても『これ以上住宅費を上げられない』などのまともな回答ができれば全然OKです。
もしくは、転職理由をもう一つ用意して2本立てにしておいて、回答に苦しくなったらそっちにシフトするっていうのもアリだと思いますよ。
早朝出社でラッシュを避ければ?
通勤時間を転職理由として言うと来るツッコミの3つ目は『早朝出社でラッシュを避ければ?』です。
朝型人間のハラスメントに近いので無視したいのは山々ですが、面接ではとにかく否定しないで認めましょう。
僕が実際に答えて納得してもらえた回答も書いておきますね。
『おっしゃる通りです。実は先輩からも同様のアドバイスをいただいて2週間ほど試したみたんです。確かにラッシュは避けられて通勤自体は楽になったのですが、逆に疲れが増してしまいまして。睡眠時間が減ったせいかもしれません。なので私の場合は良い結果が得られず解決策にならなかったのです。』
実はいい感じのテクニックが3つ。
1つ目は否定しないで認めること、2つ目はアドバイスは素直に受け入れるタイプですよアピール、そして3つ目は『私の場合は』とすることで相手の提案を完全否定しないこと。
よかったら参考にしてみてください。
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もちろんこれが正解、ということではなく『ツッコミがあるかもしれない』という心構えとして準備しておくと安心ですよ、というお話でした。
【まとめ】通勤時間の短縮はマジでおすすめする
通勤時間が短くなってよかったことはかなりたくさんあります。
転職して半年たって実感していることを列挙しておきますね。
- 朝はゆっくり寝てても大丈夫
- オフピークで電車が空いてる
- 通勤で疲れることがほぼない
- 会社に行くのがイヤじゃない
- 帰宅時間がかなり早くなった
- 家族一緒に夕飯を食べられる
- やりたいことをやる時間がある
こんな感想を聞いてどう思いましたか?
転職してよかったと思いたいからいい面が見えているだけかもしれません。
でも、色んな研究でも通勤時間が短い方が幸福度が高いという事実が報告されています。
通勤時間と幸福度については【見て見ぬふり?】通勤時間は短い方が幸せに決まってんじゃん!で書いていますのでこちらも是非。
僕の意見は参考程度でもいいですが、通勤時間はマジで真っ先に対処すべき問題だってことを知ってもらいたいです。
そして、リモートワーク活用や引っ越しや転職など解決できる方法を探して、なんとか通勤のストレスから逃れてほしいと思っています。
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