
本記事ではこんな不安を解消していきます。
まず質問の答えから。
- 転職直後は賃貸の審査に落ちやすい
- ただし、転職直後でも審査に通る人はいる
- 逆に、転職してなくても審査に落ちる人もいる
つまり、審査に落ちやすい条件、審査に通りやすい条件があるということです。
転職後だからと言ってあまり心配しすぎる必要はないので、安心してください。
それでは、賃貸の審査に落ちてしまう理由から順番に確認していきましょう。
そもそも賃貸の審査に落ちる原因
まずは転職に関係なく賃貸の審査に落ちる原因を確認していきます。
支払い能力の問題
賃貸の審査に落ちる原因は基本的に『支払い能力』です。
つまり、支払い能力があると判断されれば転職直後だろうと審査通るし、支払い能力がないと判断されたら転職に関係なく審査に落ちます。
具体的に賃貸の審査に落ちる人の特徴は、
- 無職
- 低収入
- 家賃が高い
無職だと当然収入がないですし、フリーターのように収入が低い人も審査に落ちやすいです。
逆に高収入でも家賃などの出費が多いことがわかると、相対的に収入が下がるので支払い能力がないと判断されます。
支払い能力以外の問題
賃貸の審査に落ちる原因のうち、現在の支払い能力以外にもいくつか原因があります。
でも、基本的には支払い能力を判断するための間接的な要因です。
- 滞納履歴
- 借金の有無
- 立ち振る舞い
- 執拗な価格交渉
家賃やローンの滞納履歴があるとかなりの確率で賃貸の審査には落ちるそうです。
カードローンや消費者金融もほぼアウト。
あとは雰囲気や会話のやり取りのレベルがあまりに低かったり、常識の範囲を超える価格交渉も審査に影響します。
要は、これらに当てはまるような人はヤバいヤツなので、いつ家賃を払わなくなるかわからないと判断されるのです。
転職と賃貸の審査の関係
ようやく本題です。
転職が賃貸の審査にどう関係してくるか?の問題です。
転職直後は支払い能力に担保がなくなるから
具体的には、退職してから次の会社に就職する空白期間があったり、転職した会社がブラックだったり、すぐ辞めちゃうリスクもありますよね?
転職直後でも賃貸の審査を通す方法5選
転職が賃貸の審査にどう影響するのかがわかりましたので、やるべきことも見えてきましたね。
というわけで、転職後でも賃貸の審査が通りやすくなる対処法5選を紹介します。
- 必要書類をちゃんと用意する
- 収入に釣り合った家賃を選ぶ
- 転職時に空白期間を作らない
- 預金残高で審査をしてもらう
- 保証人になってくれる人を探す
ひとつずつしっかり確認していきましょう。
必要書類をちゃんと用意する
転職直後でも賃貸の審査を通すためにやるべきこと1つ目は、『必要書類をちゃんと用意する』です。
転職直後でも正直に状況を説明して、審査に必要な書類を確認しましょう。
そして、必要な書類を漏れなく準備して決められた期限のうちに提出しましょう。
基本的には転職先の企業に事情を話せば、賃貸の審査に必要な書類を出してくれます。
- 必要書類が何か確認する
- 転職先に書類を依頼する
- 必要書類を期限内に提出
万が一必要書類がそろわない場合、採用通知メールなど代用できるものがないかを不動産屋さんに相談してみてください。
まーそもそも、書類を出してくれないような転職先はヤバいかもしれませんが…
収入に釣り合った家賃を選ぶ
転職直後でも賃貸の審査を通すためにやるべきこと2つ目は、『収入に釣り合った家賃を選ぶ』です。
では分相応の家賃とはどんなもんだと思いますか?
一般的に健全な家賃は収入の1/4~1/3と言われています。
- 月収20万なら家賃は6万まで
- 月収30万なら家賃は10万まで
- 年収480万なら家賃は13万まで
- 年収600万なら家賃は16万まで
みたいな感じです。
”最大でも”ですからね。
転職時に空白期間を作らない
転職直後でも賃貸の審査を通すためにやるべきこと3つ目は、『転職時に空白期間を作らない』です。
今の仕事を退職してから転職する場合、次の仕事が決まるまで無職ですよね?
- 無職=収入なし
- 収入なし=支払い能力なし
- 支払い能力なし=審査落ちる
つまり、転職活動は在職中にやって、転職先が決まってから退職しようねって話です。
預金残高で審査をしてもらう
転職直後でも賃貸の審査を通すためにやるべきこと4つ目は、『預金残高で審査をしてもらう』です。
在職中に転職活動しましょうね、とは言いましたが、辛すぎて逃げるように退職する場合もあるかもしれません。
そんな場合でも賃貸の審査に通る方法はあるので諦めないでください。
支払い能力さえ証明できればいいので、必ずしも仕事をしていて毎月収入がある必要はありません。
- 銀行の預金残高
- 株式などの資産
事情を説明して、不動産屋さんに相談してみてください。
保証人になってくれる人を探す
転職直後でも賃貸の審査を通すためにやるべきこと5つ目は、『保証人になってくれる人を探す』です。
もちろん赤の他人に保証人を頼むと友だちをなくすので、親や親戚に頼むしかないと思います。
最近では保証人ビジネスもあるそうですが、怪しいところもあるので気を付けてください。
やむを得ず利用する場合は、事前にネット情報や口コミをしっかり調べてからにしましょう。
転職直後でも賃貸の審査を通す裏ワザ3選
転職後でも賃貸の審査が通りやすくなる対処法5選をやってみても、審査に落ちちゃった、対処法を実践できない、という方のために裏ワザ3選を紹介します。
- 退職の前に契約しちゃう
- 審査が甘いところを狙う
- 不動産屋の自社管理物件
裏ワザだし、全部が確実な方法というわけじゃないので、サラッと流していきます。
退職の前に契約しちゃう
転職直後でも賃貸の審査を通すための裏ワザ1つ目は、『退職の前に契約しちゃう』です。
転職前の在職中であれば、賃貸の審査に通りやすい状態なので安心。
有給消化中に新居探しして契約、というのがいいかもしれません。
転職予定です、なんてわざわざ言う必要はありませんからねww
審査が甘いところを狙う
転職直後でも賃貸の審査を通すための裏ワザ2つ目は、『審査が甘いところを狙う』です。
- 審査が甘い不動産屋
- 審査が甘い物件
審査が甘い不動産屋はネットで口コミなどをみればわかります。
審査が甘い物件は、不動産屋さんに直接聞いてみるしかありません。
不動産屋の自社管理物件
転職直後でも賃貸の審査を通すための裏ワザ3つ目は、『不動産屋の自社管理物件』です。
実は、不動産屋さん自身が管理している物件というのがあるのです。
不動産屋さんとの信頼関係ができているなら、情報出してくれる可能性はあるのでダメ元で聞いてみましょう。
【Q&A】転職と賃貸の審査
転職と賃貸の審査についてだいぶわかってきましたね。
ここで、よくある質問に回答しておきます。
賃貸の審査ってどのくらいで結果出る?
一般的なケースですが、こんな感じ。
- 早い場合は即日
- 遅くても1週間くらい
もし1週間経っても結果が来なければ一度こっちから連絡しましょう。
担当者が審査に出すのを忘れてた、みたいなミスもあり得るので…
もし審査に難航している場合でも、追加書類を出したら通ったなんてこともあります。
賃貸の審査通りにくいのは転職直後だけ?
確かに転職直後は一番審査に通りにくいと言っていいでしょう。
特に転職後1年未満だと審査が厳しくなることが多いそうです。
中小企業への転職だとその傾向は強いみたい…
とはいえ、『対処法』のところで言った通り必要なことをちゃんとやれば審査に通ることが多いのでそんなに心配しなくても平気ですよ。
勤務する会社の規模は賃貸の審査に影響する?
基本的に会社の規模は賃貸の審査に影響しないはずです。
でも、小さい会社だとそれ以外の部分を厳しめに見られる可能性はある、と某大手不動産仲介さんが言ってるのを聞いたことがあります。
不動産屋さんだってビジネスでやってるから、リスクは小さい方がいいに決まってますからね。
【まとめ】転職直後は賃貸の審査に落ちやすい?
転職後は賃貸の審査に落ちやすいのか?について考えてきましたが、結論をまとめると次の通り。
- 転職直後は賃貸の審査に落ちやすい
- 落ちやすいのは支払い能力が低いから
- 逆に言えば支払い能力があれば審査は通る
だからあまり心配する必要はありません。
とにかく何より大切なことはコレ。
転職活動は在職中に!
よほどの理由がない限り、勢いで会社を辞めるようなことはしないでください。
在職中に転職活動をすることに罪悪感を抱きますか?
そんなあなたは【朗報】転職活動の休みはズル休みじゃない!|休みの口実25選もをチェックしてみてください。
あなたの転職の後押しができれば幸いです。
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