
本記事ではこんなお悩みを丁寧に解消していきます。
僕も実際にオファーされたことがありますが、自分が応募したものと別ポジションの提案が来ると一瞬混乱しますよね。
本記事では、そんな時に冷静に対処できるように以下の流れで解説していきます。
- 別ポジション提案の理由
- 別ポジション提案への対応方法
- その回答の例文
- よくある質問
それではさっそく本題にいきましょう。
転職活動中に別ポジション提案されるのは普通?
転職活動中に別ポジションを提案されたことがありますか?
応募したポジションとは別のポジションを提案されると、”え?どういうこと?”ってなると思います。
- 別ポジションの提案はあるある
- 基本的にはポジティブに捉えてOK
ほとんどの場合が、本当に来てほしいから声かけられているので安心していいでしょう。
あれこれ邪推して不安になる必要はありません。
ただ、絶対ではないし、言われ方やタイミング次第では社交辞令だったりするので、100%真に受けないように冷静に対応してください。
転職活動中に別ポジションを提案する理由は?
次に、転職活動中に別ポジションを提案してくる理由を考えていきます。
理由はほぼ次の5つしかありません。
- 不採用にはもったいない
- 決まりかけている候補者がいる
- 別ポジションが適正と判断された
- もともと別ポジションの採用がメイン
- 転職エージェントが無理やりねじ込んだ
ひとつずつ確認していきましょう。
不採用にはもったいない
転職活動中に別ポジションを提案してくる理由1つ目は、『不採用にはもったいない』です。
この理由の場合、大前提としてあるのがコレ。
スキル・経験が足りない
ちょっとがっかりな理由ではありますが、落ち込む必要はありません。
なぜなら、別ポジションを提案してくれたのは、
- でも、ポテンシャルを感じる
- でも、人としての魅力がある
という評価の表れだから。
つまり、あなたが評価されたということ。
決まりかけている候補者がいる
転職活動中に別ポジションを提案してくる理由2つ目は、『決まりかけている候補者がいる
』です。
この理由は1つ目とほぼ同じですが、もう少しいい方向だと思っていいかも。
1つ目の理由の場合、決まりかけている人がいなくてもやっぱり別ポジションを提案されるから。
いずれにしても別ポジションを提案してくれるのは、
- でも、ポテンシャルを感じる
- でも、人としての魅力がある
という好意的な評価の結果です。
別ポジションが適正と判断された
転職活動中に別ポジションを提案してくる理由3つ目は、『別ポジションが適正と判断された』です。
この理由は、1つ目2つ目との合わせ技の可能性もあるし、単独の可能性もあります。
要は職務経歴書を見た結果、面接で話を聞いてみた結果、『別ポジションの方が向いていそうだな』と思ったから。
つまり提案してくれた別のポジションで採用したい、という評価です。
もともと別ポジションの採用がメイン
転職活動中に別ポジションを提案してくる理由4つ目は、『もともと別ポジションの採用がメイン』です。
ここからは悪い理由です。
募集をかけていた、つまりあなたが応募したポジションが釣りだったということ。
まともな会社だったらこんなことしないので、可能性は低いです。
とはいえ別ポジションを提案してくる理由を見分けるのは難しいので、その会社や提案された別ポジションについてしっかり調べることは必須。
この辺は記事後半の対応方法のところで詳しくみていきましょう。
転職エージェントが無理やりねじ込んだ
転職活動中に別ポジションを提案してくる理由5つ目は、『転職エージェントが無理やりねじ込んだ』です。
これは最悪パターン。
ですが、転職エージェントにも達成目標とかあるから仕方ない面もありますよね。
ま、転職活動なんて経験値が増えればどんどんやりやすくなるので、そのチャンスをもらえた、くらいに思えるといいかも。
別ポジションの提案タイミングで判断する方法
転職活動中に別ポジションを提案される理由を見分けるのは難しいと言いました。
でも、提案されたタイミングでなんとなくは見分けられるのでその方法を紹介します。
転職活動のほとんどの流れは以下の通りなので、それに沿って考えてみましょう。
- 書類選考
- 一次面接
- 二次・最終面接
書類選考
書類選考のタイミングで別ポジションを提案された場合、全部の理由が考えられます。
でも、
どちらかといえばマイナスな理由
しかも、提案された別ポジションで選考に進んでも内定に至る可能性は高くないと思います。
だって人柄すらもみていないのに別ポジションを提案してくるってことは…
そんな気がします。
一次面接
一次面接中、もしくは終わってから別ポジションを提案された場合は、割とポジティブな理由の可能性が高くなってくると思います。
なぜなら、
不採用にしてないから
書類も見て、人柄もみて、ダメだったら不採用、不合格にしますよね?
なので理由はどうであれ、別ポジションでなら採用したいという気持ちがあるという可能性は高いです。
なんにせよ一次面接の面接官の評価は良かったのは確実!
自信を持っていきましょう!
二次・最終面接
二次・最終面接中、もしくは終わってから別ポジションを提案された場合は、さらに前向きな印象です。
その理由は、
- 一次面接は通過している
- 二次・最終でも不採用でなはい
ベストケースだと、別ポジションで良ければ内定、ってこともあり得ます。
もちろん、別ポジションの責任者ともう一度面接させて、ってなることもあるので油断は禁物です。
別ポジションの提案にはどう対応すべき?
理由について確認できたので、今度は別ポジションを提案されたらどう対応すればよいか?について考えていきましょう。
とはいっても、特に難しく考える必要はありません。
- 気持ちに素直になる
- 即答してなくていい
- 条件の再確認を徹底
- 志望動機は考え直す
- 断る時も謝意は必須
気持ちに素直になる
転職活動中に別ポジションを提案されたときの対応で大切なこと1つ目は、『気持ちに素直になる』です。
これは当たり前のことですが、ふと忘れがちなので気をつけてください。
- やってみたいのか?
- チャレンジしたいか?
- 妥協になっていないか?
転職活動において軸になっていることから外れていないか、改めて自分の中で考えてみましょう。
即答する必要はない
転職活動中に別ポジションを提案されたときの対応で大切なこと2つ目は、『即答する必要はない』です。
自分の気持ちに素直になるためには、ゆっくり冷静に考える必要があります。
即答できないことは失礼ではなく、真剣に考えている証拠。
検討の余地があるお話なら、正直に『考える時間がほしい』と伝えてOK。
別ポジションをご提案いただきありがとうございます。
前向きに検討したくお時間をいただけないでしょうか。
○月○日には回答したく存じますが、それ以前の回答期限がございましたらご指定ください。
僕だったらこんな感じのメールにします。
条件の再確認を徹底
転職活動中に別ポジションを提案されたときの対応で大切なこと3つ目は、『条件の再確認を徹底』です。
- 仕事内容
- 勤務条件
- 給与・待遇
- など何から何まで
提案してもらった別ポジションについては、一度すべてを白紙に戻すつもりで条件の確認をしてください。

そんなことないです!
思い込みは本当に危ないので、マジで何も知らない体で再確認してください。
志望動機を考え直す
転職活動中に別ポジションを提案されたときの対応で大切なこと4つ目は、『志望動機を考え直す』です。
実はけっこう落とし穴。
当初の応募先と同じ志望動機で面接に臨む人が多いそうです。
せっかく別ポジションを提案してもらったのに、志望動機がズレていたので二次面接で落とされた、ってことになりかねません。
断る時も謝意は必須
転職活動中に別ポジションを提案されたときの対応で大切なこと5つ目は、『断るときも謝意は必須』です。
もちろん別ポジションを提案してもらっても、条件に満足できなければ断ってOK。
当たり前ですが、転職者にも選択権はありますし、別に採用する側が上の立場でもありません。
ただ!
提案への謝意は必須!
断るだけでなく、わざわざ別のポジションを提案してくれたことへの感謝を伝えることは忘れてはいけません。
別ポジションの提案をお断りする場合なら、
別ポジションをご提案いただきありがとうございます。
熟慮の結果、当初応募いたしました○○での選考を希望いたします。
△△での選考をご提案いただいたにも関わらず申し訳ありません。
別ポジションの提案をお受けする場合なら、
別ポジションをご提案いただきありがとうございます。
熟慮の結果、当初応募いたしました○○からご提案いただいた△△での選考に変更したいと考えております。
といった感じでお礼から入るのは必須です。
転職中の別ポジション提案Q&A
転職中の別ポジション提案について、よくある質問に回答していきます。
- 当初の応募ポジションは不合格?
- 別ポジションの提案は受けるべき?
- 別ポジションの提案が続くことある?
- 別ポジションの選考は同じ質問受ける?
- メールでポジションの提案が来たけど?
- 別ポジションがあったら連絡します、は?
当初の応募ポジションは不合格?
わかりません!
なので、正直に聞きましょう。
別ポジションを提案してくれたことに感謝しつつ、応募していたポジションの合否を確認しましょう。
別ポジションの提案は受けるべき?
しらんがな!
あなた次第です。
そのために必要なのは、即答せず、条件をよく確認して、あなたが気に入るかどうかです。
別ポジションの提案が続くことある?
ないと思っていいでしょう。
要は、ポジション1に応募したのに、ポジション2を提案され2をお断りしたら、ポジション3を提案され、みたいな状態ですよね?
危険信号だと思うので、慎重にいきましょう。
別ポジションの選考は同じ質問受ける?
状況次第ですが、同じ質問も想定しておきましょ。
当然別の面接官のはずなので、似たような質問がくる可能性は高いです。
対応方法のところでも触れましたが、志望動機はちゃんと別ポジション用にリメイクしましょうね。
メールでポジションの提案が来たけど?
個人的には連絡手段は何でも関係ない派です。
メールだろうが、電話だろうが、内容は同じなので。
ただ、一般的な話でいくとメールで来た場合はかなり軽く考えられている可能性はあります。
別ポジションがあったら連絡します、は?
社交辞令です。
ご縁がなかったと諦めて次の会社に気持ちを切り替えてください。
【まとめ】転職活動時の別ポジション提案
転職活動中の別ポジション提案について考えてきました。
要点だけかいつまんでまとめると
転職中の別ポジション提案は割とよくあること。
別ポジションかどうかは関係なくて、提案されたポジションで働きたいかどうか?
別ポジションだろうが、どの選考段階で言われようが、あなたがやりたいと思うなら転職活動を進めればいいのです。
そして、この辺のやり取りや交渉を転職エージェントにお任せするとアドバイスももらいつつ進められるので便利&安心です。
自力で転職活動を頑張っているというあなたは、転職エージェントに相談してみたらパッと道が開けるかもしれません。
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素敵なお仕事とのご縁がありますように。
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